人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が、8月28日をもってグループを脱退することを公式サイトで発表し、ファンの間で大きな波紋を呼んでいます。特に「本日をもって」という突然の表現と、直近の音楽イベント「a-nation 2025」への不参加が、多くの怒りと困惑を招いている模様です。
突然のグループ脱退と公式発表の波紋
ジャニーズ事務所(現:STARTO ENTERTAINMENT)は、中島裕翔が8月28日付けでHey! Say! JUMPを卒業すると発表しました。発表によると、グループがデビュー20周年に向けた活動を協議する中で、中島は個人活動への意向を示し、今後は俳優業に専念するとのこと。10月には個人のファンクラブ開設も予定されており、事務所には引き続き所属します。
しかし、発表文中の「本日をもって卒業となります」という文言が、ファンコミュニティで激しい反発を生みました。X(旧Twitter)では、「猶予もなく、最後にファンに会う機会もないのは不誠実だ」「本日付けの気持ち悪さをもっと理解すべき」といった声が多数あがり、突然の脱退通告に対する不満が噴出しています。
笑顔を見せるHey! Say! JUMP中島裕翔
期待と裏切り?直前まで続いた「8人体制」の強調
今回の「即日脱退」が特にファンを落胆させた背景には、グループの直近の活動状況があります。脱退発表前日の8月27日には、ファミリークラブ公式ウィジェットアプリ「いつでもJUMP」のアイコンが、中島を含む8人集合の写真に切り替わっていました。
さらに、8月31日に開催される大規模音楽イベント「a-nation 2025」にはHey! Say! JUMPの出演が決定しており、1ヶ月前にはチケット販売も行われていました。ところが、イベントまでわずか3日というタイミングで、中島が脱退に伴い出演を見送ることが発表されたのです。直前まで8人体制を強調しておきながら、まるで「ドタキャン」のような形で不参加が伝えられたことに、多くのファンが「期待を裏切られた」と感じています。
a-nation出演を示唆し笑顔の中島裕翔
ライブ配信での発言が深めるファンの不信感
ファンの不信感をさらに深めたのは、脱退発表の約3週間前に行われた中島裕翔のSNSでの発言です。8月6日、中島は公式Instagramでライブ配信を行い、視聴者から「a-nation」の話題を振られると、「Hey! Say! JUMPとして出させていただくので、打ち合わせ、この間しましたよ。メンバーで何の曲やるのかなとか、どんな動きができるかなとかね。すごいね、夏、楽しみ盛りだくさんだね」と語っていました。
中島はこの時、終始笑顔でイベントへの参加を強く示唆しており、ファンは8人でのパフォーマンスを心待ちにしていたことでしょう。スポーツ紙記者は、「この発言があったからこそ、今回の一連の対応に対する中島さんや事務所への不信感がいっそう強まっている」と指摘しています。
結論
中島裕翔のHey! Say! JUMP脱退は、今後の個人活動への期待がある一方で、「本日をもって」という唐突な発表形式や、直前のa-nation出演キャンセルがファンの間に大きな失望と怒りを引き起こしました。直前までグループ活動への意欲を見せていたと捉えられていたタレントの発言と、事務所の発表内容のギャップは、ファンの信頼を大きく損なう結果となりました。今後の芸能活動において、タレントとファン、そして事務所間のコミュニケーションのあり方が改めて問われることになりそうです。
参考文献
- Yahoo!ニュース (2025年8月29日). 「中島裕翔、Hey! Say! JUMP脱退を発表」.
- SmartFLASH (2025年8月29日). 「中島裕翔、Hey! Say! JUMP脱退にファン怒り爆発『本日付け』に不信感、a-nationもドタキャン」.