さらば、中野サンプラザ 愛された「音楽の聖地」 住民らしみじみ

さらば、中野サンプラザ 愛された「音楽の聖地」 住民らしみじみ

[ad_1] 中野サンプラザ前で撮影する人々=中野区中野4で  三角形の外観が特徴で、東京都中野区のランドマークとして50年間街を見守り、区民に愛されてきた「中野サンプラザ」が30日、レストランやホテル、式場などの営業を終えた。閉館となる7月2日を前に、閉館を惜しむ声が多く聞かれた。【小林遥】 【写真】中野サンプラザの前に立つサンプラザ中野くん  ◇山下達郎さん、ユーミンがライブ  中野サンプラザは、コンサートホールや結婚式場、プールなどを備えた複合施設で、1973年にJR中野駅北口駅前に開業した。山下達郎さんや松任谷由実さんなど有名アーティストの公演が行われ、「音楽の聖地」と呼ばれ、爆風スランプのボーカルは「サンプラザ中野くん」と施設にちなんだアーティスト名をつけたほどだ。しかし、中野駅周辺の再開発に伴い、老朽化した同館の解体が決定。5月から「さよなら中野サンプラザ音楽祭」と、ゆかりのあるアーティストの公演が連日行われている。  30日、同館周辺ではスマートフォンで撮影する人の姿が多く見られた。50年前、同館の電気工事に携わったという男性は、ベンチに座り同館を眺めていた。「閉館が決まってからよく見に来ている。名残惜しいけど、新しい施設も楽しみ」と笑顔で話した。杉並区の会社員、鶴巻攝(せつ)さん(50)はコンサート観賞で60回近く利用したといい、「ステージと観客席の距離が近くて、私の大切な場所。昔の姿で残してほしかった」と残念がった。1984年に同館で結婚式を挙げたという埼玉県所沢市の夫婦にとって同館は「人生のスタートの場所」。閉館を惜しみながらも、男性(65)は「次の施設も中野サンプラザに負けないような特徴的な建物になってほしい」と期待を口にした。  後継施設には、最大7000人が収容できるホールや、商業施設や住宅が入る高さ250メートルのシンボルタワーを整備する予定で、2028年度末までに完成する見込み。 [ad_2] Source link