アサリ不漁で浜名湖の潮干狩りに新ルール、上限1人1キロに半減

アサリ不漁で浜名湖の潮干狩りに新ルール、上限1人1キロに半減

[ad_1] (写真:読売新聞)  浜名湖のアサリの不漁に悩む浜名漁業協同組合(静岡県浜松市西区)は8日、一般の人による潮干狩りを9月から2月まで禁止するほか、3~8月も1日あたりの上限をこれまでの1人2キロから1キロに半減する新ルールを発表した。アサリの資源回復を図るのがねらい。  浜名湖のアサリは漁業法で組合員以外の漁が禁止されている。ただ、潮干狩りは市民や観光客に親しまれてきた経緯があり、同漁協はこれまで「干潮時の水際から沖合5メートルまで」などの条件を付けた上で、一般の人が1日あたり1人2キロまで採ることを認めていた。  同漁協によると、浜名湖のアサリ漁獲量は2009年に約6000トンに上ったが、19年、20年は1000トンを割り込み、21年は過去最低の100トンに落ち込んだ。クロダイによる食害や湖水の栄養不足などが原因という。  浜名湖・弁天島の観光潮干狩りは、最盛期の1980年代には春の大型連休を中心に30万人以上が詰めかけ、浜名湖観光の柱になっていたが、不漁のため19年から5年連続で中止となっている。資源量の回復に向け、昨秋は浜名湖内全域で同漁協の漁業者が産卵期の10月の1か月間を禁漁とした。22年の漁獲量は196トンだったが、本格的な回復にはつながっていない。今年も9月の1か月間アサリ漁を禁止する。  浜名漁協の渥美敏・代表理事組合長は「浜名湖の恵みを共有することは、アサリの資源があってこそできる。資源の大切さを理解していただきたい」と話した。 [ad_2] Source link