ゼレンスキー氏「極秘来日」情報…記者は空港でその瞬間を待った

ゼレンスキー氏「極秘来日」情報…記者は空港でその瞬間を待った

[ad_1]  先進7か国首脳会議(G7サミット)は、ウクライナのゼレンスキー大統領が電撃的に来日し、対面で参加したことで、国内外での注目度が格段に上がった。記者は18日以降、ゼレンスキー氏が来日するかもしれないとの情報を得て、広島空港に張りついた。(東京社会部 虎走亮介) 【写真】帰りの機内で「感謝する」とビデオ演説をするゼレンスキー大統領 「本当に来るのか?」 ゼレンスキー大統領の到着に合わせ広島空港に集まった車列。襲撃事案に対処できる大型の警護車両も加わった(20日)  「ゼレンスキー大統領が来日するかもしれない」。同僚から驚きの連絡が入ったのは、サミット開幕前日の18日だった。普段は東京で警察庁の取材を担当している私はその時、広島空港で警察による警備状況を取材していた。  広島空港にはこの日、各国首脳の航空機が次々と到着する予定になっていた。ゼレンスキー氏も広島空港を利用するかも知れず、他国の首脳が乗る航空機に「同乗」して日本に来る可能性もあった。  「というわけで、そのまま空港で取材を続けて」。取材班からそう指示を受けた私は、広島空港に張りつくことになった。  広島空港は、広島市内から約55キロ離れた広島県三原市にあり、周囲を山林に囲まれている。私は、空港の外からフェンス越しに滑走路が見える場所に陣取り、「大統領来日」に関する正式な情報を待った。  だが、確かな情報は何も寄せられない。まもなく、カナダのトルドー首相や、ドイツのショルツ首相らが到着した。それぞれ迎えの車に乗り込み、主会場がある広島市内へ車列を組んで向かった。  ゼレンスキー氏は、一向に現れなかった。「今まさに戦争をしている国の大統領が、本当に日本に来るのだろうか……」。そんな疑問が頭をよぎった。  この日最後に広島空港に着いたG7首脳は、英国のスナク首相だ。私はタラップ下での取材を申し込み、手荷物検査を受けて、バスで駐機場へ向かった。雨が降っていたが、係員から「傘は差さないで」と求められ、びしょぬれになりながら航空機を待つ。降り立ったのは、やっぱりスナク首相だけで、ゼレンスキー氏は来なかった。 歴史的瞬間 ゼレンスキー大統領を乗せて広島空港に着陸したフランス政府専用機(20日)  翌19日、状況は一変した。報道各社が昼頃から一斉に「ゼレンスキー氏が来日する」という速報を流し始めたのだ。欧米メディアが報じ、日本政府関係者も認めたとのことだった。 [ad_2] Source link