マイナ保険証不具合「10割負担なんて言えない」 医療現場に戸惑い

マイナ保険証不具合「10割負担なんて言えない」 医療現場に戸惑い

[ad_1] マイナンバーカードを読み取る機器について話す歯科医師の石毛清雄さん。機器トラブルも多いという=2023年6月13日、千葉市稲毛区天台5丁目、谷瞳児撮影  マイナンバーカードを健康保険証としても使う「マイナ保険証」を巡り、全国でトラブルが相次いでいる。政府は現行の健康保険証を来秋に廃止する従来の方針を維持しているが、各地で混乱が生じている。 【図】マイナカードのトラブルはどうやって起きた?  医療現場からも戸惑いの声が聞かれる。  千葉市稲毛区で40年近く歯科医院を営む石毛清雄さん(67)は、「慌てて色んなことを進めてきた結果、トラブルが頻発している印象。制度に不信感がある」と話す。  医院には3月、マイナ保険証を読み取る機器を設置した。だが、顔認証がうまくできなかったり、暗証番号を忘れていたりといったトラブルが起きた。「長い付き合いの患者も多く、『保険証が確認できないので10割負担してください』なんて言えるわけがない。実用に堪えないものを現場に押しつけられている感覚だ」と話す。  石毛さんの医院で、マイナ保険証を機器で読み取って受付を済ませる人は現在、1割未満という。政府は、現行の健康保険証を来秋に廃止する方針を示しているが、石毛さんは「一枚でまとめられることは利便性から考えればいいかもしれないが、『これまで通り』を望む人も多い。とても廃止できる状況にはないと思う」と話した。(谷瞳児) 朝日新聞社 [ad_2] Source link