富山県だけホタルイカ不漁、原因は不明…漁師たち「何でこんなに取れないんだろうか」

富山県だけホタルイカ不漁、原因は不明…漁師たち「何でこんなに取れないんだろうか」

[ad_1] 富山県で記録的な不漁となった今年のホタルイカ漁。滑川漁港では定置網漁の解禁初日となる3月1日、水揚げが59匹にとどまった(富山県滑川市で)=細野登撮影  3~5月の富山湾の風物詩・ホタルイカが、記録的な不漁に陥っている。富山県全体の漁獲量(4月末時点)は過去10年の年平均(同)の3割に到達せず、最低レベルとなった。不漁は同県だけとみられ、同県水産研究所で原因を探っている。 (写真:読売新聞)  春が旬のホタルイカは日本海に生息し、富山県のほか、兵庫、鳥取県などで水揚げされている。なかでも産卵のために浮上したメスによって青く輝く富山湾の海面は、国の特別天然記念物に指定されている。  ただ、今年4月末までの富山県内の漁獲量は330トン(速報値)で、平均漁獲量(1167トン)の28%にとどまる。  「網を引いても引いても、ホタルイカの光が見えない。漁師たちは『何でこんなに取れないんだろうか』と首をかしげている」。富山県射水市の西本邦郎・新湊漁協参事は語る。  しかし、他の産地は様相が異なる。兵庫県は1~3月末の漁獲量が1495トンと「平年並み」(兵庫県但馬水産事務所)だ。業界としてもホタルイカだけを狙う漁業者は少なく、市場には富山県産以外が出回り、同県での不漁による影響はさほど大きくない。  そもそもホタルイカを巡っては、国が2021年度に資源量調査の対象魚種に含めたばかりで、データが少なく評価が難しい。今年同様、不漁だった19年についても原因は不明だ。  県水産研の大場隆史主任研究員は「いくつかの原因が重なっているのかもしれず、データを分析したい」と語り、水温や海流など湾内のデータを収集している。 [ad_2] Source link