年間60日しか使わない議場、夏休みの自習室に開放…エアコン完備の場内にカラマツの香り

年間60日しか使わない議場、夏休みの自習室に開放…エアコン完備の場内にカラマツの香り

[ad_1] 自習室として開放される議場(開成町役場で)  議場で夏休みの宿題をどうぞ――。神奈川県開成町議会は今夏、議場を自習室として一般開放する。議場の有効利用を図る初めての試みで、近い将来、選挙権を持つ中高生らに行政や議会への関心を高めてもらう狙いがある。  自習室として開放するのは、7月21日~8月28日(土日祝日を除く)の午前9時~午後5時。1人分の幅が約1メートルある広々とした議員席12席と行政側の執行者席8席の計20席が利用できる。対象は中学生以上で、町内外は問わない。議会事務局で利用を申し込み、消しゴムのクズを入れる紙コップを受け取れば、エアコンの利いた議場内で終日過ごすことも可能だ。  町議会では、町民に開かれた議会を目指し、昨年9月に議会のウェブサイトを開設。一般質問の通告や本会議でのやり取り、質問後の議員の感想をすべて動画配信している。  ただ、若者の関心は今ひとつ。議長が今年1月の成人式(20歳を祝う会)で新成人に尋ねたところ、議場に来たことのある人はゼロだった。  議場は、本会議などで年間60日程度しか使われないことから、町議会は今年度、議場の利活用推進を掲げた。町内の小中学校の社会見学だけでなく、発表会の場や遠足の休憩所など幅広い利用を呼びかけており、夏休みの自習室もその一環として企画した。  議会事務局の佐藤久子副主幹(42)は「まずは議場の雰囲気だけでも味わってほしい。壁に使われているカラマツの香りや議席の座り心地が子どもたちの記憶に残れば、議会を少しでも身近に感じてもらえるのではないか」と話していた。 [ad_2] Source link