藤井聡太竜王・名人が“八冠ロード”でベスト4に進出 最終盤で村田顕弘六段に大逆転勝利飾る/将棋・王座戦挑決T

藤井聡太竜王・名人が“八冠ロード”でベスト4に進出 最終盤で村田顕弘六段に大逆転勝利飾る/将棋・王座戦挑決T

[ad_1] 藤井聡太竜王・名人  将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が6月20日、王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で村田顕弘六段(36)に勝利し、準決勝進出を決めた。全八冠制覇に大きな期待が寄せられていた藤井竜王・名人にとって、最後の関門が永瀬拓矢王座(30)が保持するタイトル挑戦。劣勢に追い込まれた最終盤で鮮やかな逆転勝利を飾り、夢の全冠制覇へまた一歩と前進した。 【映像】藤井竜王・名人が絶体絶命の最終盤で大逆転した瞬間  若き絶対王者が、圧巻の終盤力を見せつけた。史上2人目の七冠保持者として最後のタイトル獲得を目指し挑んだ注目の2回戦は、村田六段の先手で相掛かりの出だしに。角道を開けずに相手の出方次第で自在に対応する“村田システム”の進化版、「新・村田システム」をを武器に、若き絶対王者へと立ち向かった。互いに積極的な姿勢を見せ、長い序盤戦から先にペースを握ったのは村田六段。攻勢に出た藤井竜王・名人に対し、工夫を凝らした手を積み重ねてで優位を築いた。  中盤戦では、藤井竜王・名人が持ち時間を大量に消費。長考合戦となったが、村田六段は慎重に時間を使って厳しい終盤戦に備えた。夕食休憩が明けて夜戦に突入すると、一気に激しい斬り合いに。藤井竜王・名人は時間切迫に加えて劣勢の中から反撃の道筋を模索し、簡単には譲らない巧みな勝負術を見せたが、村田六段はじっくり時間を投入し冷静な差し回しで対応した。  しかし、最後まで攻勢を緩めなかった藤井竜王・名人が銀を差し出す勝負手を繰り出し、香車の追撃から電光石火のごとく逆転。自身も「終盤も苦しい局面が続いていて、最後の最後に勝ちになったのかなと思った」と圧巻の終盤力を見せつけて勝利を飾った。  この結果、藤井竜王・名人はベスト4に進出。将棋界内外から大きな注目が集まっていた全八冠制覇に向けて、また一歩と前進を遂げた。次戦の準決勝では、今年の年頭に王将戦七番勝負で激闘を繰り広げた羽生善治九段(52)との対戦が決定した。「羽生九段との対戦は楽しみですし、良い内容にできるように良い状態で臨みたいと思います」と気持ちを引き締めていた。  2023年度は、叡王位防衛と名人位奪取の大激闘を終え、6月初旬には4連覇が懸かる棋聖戦五番勝負が開幕した。日本を飛び出しベトナムで行われた第1局で先勝を飾り、本局から中2日の6月23日に第2局(兵庫県洲本市・ホテルニューアワジ)が予定されている。 (ABEMA/将棋チャンネルより) [ad_2] Source link