殺人容疑で逮捕の教諭、金品目的で侵入し住人と鉢合わせか 東京

殺人容疑で逮捕の教諭、金品目的で侵入し住人と鉢合わせか 東京

[ad_1] 尾本幸祐容疑者の自宅を家宅捜索し、押収品を運び出す警視庁の捜査員=東京都江東区で2023年5月10日午後3時25分ごろ、岩崎歩撮影  東京都江戸川区の住宅で2月、この家に住む当時63歳の男性が首などを切られ死亡する事件があり、警視庁捜査1課は10日、区立松江第五中学校の教諭、尾本幸祐容疑者(36)=江東区大島8=を殺人容疑で逮捕した。「事件には関わっていません」と容疑を否認している。尾本容疑者の勤務先と現場は約200メートルの距離だった。捜査1課は金品を盗む目的で職場近くの住宅に侵入し、住人と鉢合わせになって殺害した可能性があるとみて追及する。  逮捕容疑は2月24日午後6時半ごろ、江戸川区一之江7の契約社員、山岸正文さん宅で、山岸さんの首や顔を刃物で切りつけ、殺害したとしている。死因は血液吸引による窒息とされる。  捜査関係者によると、山岸さんは3階建ての自宅で、認知症の80代の母親と暮らしていた。住宅内に侵入していた尾本容疑者が、仕事から帰宅した山岸さんを襲ったとみられる。事件当時、母親も在宅しており、左手首を切られけがをした。母親から助けを求められた通行人が110番した。  遺体発見時、山岸さんは玄関付近で刃物の柄の部分だけを握って倒れていたという。刃の部分は見つかっておらず、捜査1課は尾本容疑者が持ち去った可能性もあるとみている。  現場付近の防犯カメラには、事件前後に周辺を歩いて行き来する人物が映っており、捜査の過程で尾本容疑者が浮上した。  尾本容疑者の勤務する中学と区教委は10日夕、記者会見を開いた。荒巻淳校長によると、尾本容疑者は特別支援学級を担当しており、逮捕前日の9日まで通常通り出勤していた。事件当日は午後から半日休暇を取っていたという。無断欠勤やトラブルなどはなかったといい、荒巻校長は「言葉にならない。生徒のメンタルケアに早急に取り組みたい」と話した。  近所の住民によると、尾本容疑者は妻と3児の5人家族。休日に子どもたちと遊ぶ姿を見かけていたという近くの女性(68)は「家の前で子どもたちとプールや自転車で遊んでいた。殺人をするような人には見えなかった」と驚いた様子を見せた。  また、松江第五中1年の女子生徒(12)は「親しみやすく、爽やかで人気のある先生だったのでびっくり」と話し、この生徒の母親は「ショックは大きい。何があったのかきちんと説明してほしい」と求めた。  一方、殺害された山岸さんは約5年前に父親を亡くし、その後は母親と2人暮らしだったという。近所の男性(86)は「誠実な印象で、お母さんの面倒をしっかりみていた」と振り返った。別の女性(91)は「派手な暮らしをしているわけでもなく、普通の親子だった。気の毒でいたたまれない」と悼んだ。【木原真希、岩崎歩、菅健吾、遠藤龍】 [ad_2] Source link