物議を醸す川崎市長のプール給水ミスによる賠償請求の声「教師不足が深刻化する可能性」

物議を醸す川崎市長のプール給水ミスによる賠償請求の声「教師不足が深刻化する可能性」

話題のプール給水ミスに対する川崎市長のコメント 今年5月、小学校のプールで水を止め忘れた男性教諭に対し、川崎市が多額の損害賠償を求めたことに関して、多くの批判の声が上がっています。 川崎市の福田紀彦市長は、これに対して以下のようにコメントしました。 「賠償するのはかわいそうだとか、教員不足に拍車をかけるのではないかというような声があるのは承知していますが、教員不足を助長するという話と、この賠償の責任を誰が負うかというのは全く別の話であります。」 男性教諭は、プールの水が止まらないことに気づかずにその場を離れ、結果的に5日間も水が流れ続けていました。この間、約2200㎥もの水が無駄になり、水道料金の換算で190万円もの費用がかかりました。 川崎市は男性教諭と校長に対し、損害額の半分である95万円の賠償を請求しました。しかし、この市の対応に対して批判的なメールや電話が多く寄せられていることが分かりました。 街の声は?教師の長時間労働も関係している可能性 川崎市民の意見を集めたところ、以下のような声がありました。 50代女性(教師への賠償請求に反対): 「反対です。責任を押しつけるのであれば、事前のチェック機能を導入すべきで、個人に責任を負わせるのは厳しすぎると思います。」 50代男性(税金からの賠償に反対): 「税金からの支払いはちょっとおかしいです。個人のミスに対して税金を使うのは適切ではないと思います。」 現役の教師は、この賠償請求についてどのように感じているのでしょうか。 現役教師からの意見: 「ミスが起きてしまった背景には、日頃の疲れや長時間労働、サービス残業なども関係している可能性があります。判断力や注意力が散漫になってしまい、今回のミスに繋がったのではないかと思います。個人のミスというよりも、教育問題や働き方改革も関係しているのかもしれません。」 ジャーナリストの岩田明子氏は、この賠償請求について以下のようにコメントしました。 「ちょっと厳しいと思います。市長の主張によれば、過失に対する結果責任が根拠となるものの、賠償と教員の不足は別個の問題だと言っています。しかし、現在の教員の環境が厳しい中で、過重労働や疲労からミスが起きることも考えられます。もし賠償を補うためであれば、クラウドファンディングなどの検討も必要かもしれません。」 記事のソースリンク: 日本ニュース24時間