総裁選

岸田政権は厳しい舵取りとなることから、合計188票を取り大健闘をした高市氏にも十分チャンスがある。高市氏は終盤の追い上げで議員票で河野氏に勝利していたことが分かった。高市氏が114票、河野氏が86票だ。

今回の総裁選では安倍元首相が暗躍していて、各議員に電話で応援依頼をしているという。そして河野氏は発言力を削がれ勢いがなくなってしまった。これにガッカリしたと自民党の中堅議員が距離を置き始めているようだ。

総裁選の裏事情がよく理解できた。今回の泥沼の対立は以前から水面下で存在していたが、岸田氏の失言により安倍元首相が高市氏支持に回ったことで一気に表面化したようだ。またこの総裁選により安倍元首相が自民党最大の派閥会長に就任するという。誰が本当の勝者なのかは“次の次の政権”にならないと分からないかもしれない。