解散時期は「2025年10月以降」か すべての舞台回しが「岸田首相有利」に

解散時期は「2025年10月以降」か すべての舞台回しが「岸田首相有利」に

[ad_1] ジャーナリストの須田慎一郎が6月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。衆議院の解散時期、また次期自民党総裁選について解説した。 解散は衆議院の任期満了となる2025年10月以降ということも ~自民党総裁選の前に選挙ではないかと言われているが 2023年6月18日、講演を行う岸田総理~出典:首相官邸HPより(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202306/18waseda.html) 飯田)解散風はいったん止みましたが、今後のスケジュールを考えると、いつごろになりそうですか? 須田)いつになるかは混沌として見えなくなりました。常識的に考えれば、2024年9月の自民党総裁選の前に選挙を行うのではないかと考えられます。そうすると2023年秋の臨時国会か、2024年の通常国会ごろになるのですが、場合によっては選挙を行わないまま総裁選を迎えるかも知れない。そういう選択肢も少しずつ浮上しています。 飯田)選挙せずに岸田さんは勝てるのですか? 須田)自民党内でのライバルとなる有力候補は、ほとんど見当たらない状況です。そうすると、2025年10月が衆議院の任期満了なので、そこまで引っ張る。同年の7月には参議院選挙も控えていますので、場合によってはダブル選挙という選択肢も2025年になれば出てくるのです。 自民党総裁選での有力なライバルが見当たらない 飯田)衆参ダブル選挙ですか。次の総理候補には誰がいいかというアンケート調査や世論調査を行うと、河野太郎さんなどの名前が上がりますが、マイナンバーなどで少し評判を落としている側面もあるのですか? 須田)加えて、議員票をどこまで獲れるのかという問題もあります。地方票は集めるかも知れないけれど、国会議員票として河野さんを支持する人たちがどれくらい出てくるのかどうかも、1つポイントとして挙げられると思います。はっきり言えば、自民党内では人気がないのです。 飯田)そうなのですね。幹事長の茂木敏充さんなどは、「次の総理は自分だ」と言っていると報じられています。 それぞれの派閥リーダーが代替わりに 須田)茂木さんがここまで自民党内で力を持ち得たのも、麻生さんの後ろ盾があったからこそです。任期満了近くまで引っ張った場合、麻生さんや二階さんが代替わりするのではないかと言われています。 飯田)年齢的な問題で。 須田)麻生さんに関しては、後見候補が来年(2024年)の年明けに出てきます。いよいよ代替わりの流れが加速するとなると、どこまで茂木さんをバックアップする力が続いていくのか、という問題も出てきます。 飯田)麻生さんは派閥的に言えば、派閥のなかに河野太郎さんもいます。どちらを推すかとなると、派閥の方を推さないと筋が通らないことになるのですか? 須田)麻生派の代替わりが起こった場合、次のリーダーをどう選択するのか、どのように動くのかというところにかかってくるのではないかと思います。 …