「運転手の手本だった」やりきれなさ口にする元同僚ら…北海道バス事故1週間

「運転手の手本だった」やりきれなさ口にする元同僚ら…北海道バス事故1週間

[ad_1] 多数の花が手向けられている事故現場付近(24日午後、北海道八雲町で)  北海道八雲町の国道で札幌発函館行き長距離バスとトラックが衝突し、双方の運転手と乗客3人の計5人が死亡した事故は、25日で発生から1週間になる。バスを運転していた北都交通(札幌市)の興膳(こうぜん)孝幸さん(64)(同市)の元同僚たちは「あれだけ安全への意識が高かったのに」と、やりきれなさを口にする。 【動画】大型トラックが衝突し大きく破損したバス…八雲町の国道5号  事故現場の国道5号は24日、道路脇に花束が手向けられていた。「今回の事故を忘れることのないよう心に刻み、より一層安全運転を心掛けます」などと、バス事業者からのメッセージカードも添えられていた。  道警によると、事故はトラックが対向車線にはみ出してバスの運転席付近に衝突したとみられる。北都交通でバス運転手だった男性(64)は、事故時のドライブレコーダーの映像で、ブレーキを掛けながら道路左へ寄っていくバスの様子を見て、「興膳さんは何とかして事故を回避しようとしていたのだろう」と推し量った。  興膳さんは同僚に、「緊急時にはハンドルではなく、ブレーキで逃げろ」と話していた。急ハンドルはスピンを起こす可能性があるためだ。元同僚の男性(58)によると、運行前の点検には人一倍時間をかけ、「時間や心身に余裕があれば良い仕事ができる」と、休みの前日しか酒を飲まなかったという。「バス運転手の手本で本当に残念だ」と肩を落とした。  道警は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑でトラックが所属する「日本クリーンファーム」道南事業所などを捜索、トラックを運転していた運転手(65)の運行記録などを押収し、事故の原因を調べている。 [ad_2] Source link