阿波おどりのプレミアム桟敷席、観光庁が調査開始「補助金不交付の可能性も」

阿波おどりのプレミアム桟敷席、観光庁が調査開始「補助金不交付の可能性も」

なぜ観光庁が調査を始めたのか 阿波おどりのプレミアム桟敷席に関する問題 徳島市で開催された阿波おどりのプレミアム桟敷席の設置が、建築基準法に違反していたことがわかりました。この問題を受け、観光庁が5500万円の補助金の交付予定に関して調査を始めました。観光庁では、補助金の適切性を検討し、補助金の減額や全額不交付の可能性も含めて判断する予定です。 プレミアム桟敷席の設置経緯 レジャー予約サイト会社からの提案 阿波おどり実行委員会は、東京都にあるレジャー予約サイト運営会社「アソビュー」からの提案を受け、プレミアム桟敷席(1人20万円)の設置事業を実施しました。この事業は、観光庁の「観光再始動事業」として採択され、別の演舞場に設けられた特別観覧席(同1万5000円)の事業と合わせて、計5500万円の補助金が交付される予定でした。 違法状態でのプレミアム桟敷席の運営について アソビューからの聞き取り調査 観光庁は、プレミアム桟敷席の運営問題に関して、補助事業を申請したアソビューに対し、電話やオンラインで聞き取りを行いました。その結果、アソビューは階段の幅が基準に比べて10センチ不足しており、市の検査が完了しないうちに違法な状態で桟敷席を開設していたことを認めました。 観光庁の今後の調査計画 観光庁は今後も市が事務局を担当する実行委員会からの聞き取り調査などを行い、経緯や原因を調査していく予定です。 アソビューのコメント アソビューは取材に対し、「原因を報告できるよう、社内で調査を進めている」とコメントしています。 この記事の元の情報は以下のリンクから参照できます。 日本ニュース24時間