週刊地震情報 2023.5.14 千葉県南部の震度5強を筆頭に震度3以上の地震多発

週刊地震情報 2023.5.14 千葉県南部の震度5強を筆頭に震度3以上の地震多発

[ad_1] 最近1週間の震源分布 この1週間で国内で観測された有感地震の回数は、前週ほどではないものの多い水準です。北日本から東日本の太平洋側や奄美~沖縄で地震が目立ち、石川県能登の地震も続いています。 震度3以上の地震は13回発生し、震度5強、震度5弱の揺れをそれぞれ1回観測しました。(5月8日~14日10時の集計) 国内:千葉県南部でM5.2 11年ぶりの規模 千葉県南部の地震 11日(木)4時16分頃、千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2、深さ40kmと推定される地震が発生しました。この地震で千葉県木更津市で最大震度5強、千葉県君津市で震度5弱の強い揺れを観測。そのほか、東京都千代田区や千葉県千葉市、鴨川市、神奈川県横浜市などで震度4、関東の広範囲で震度3を観測しています。 地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ型で、やや横ずれ成分を含む正断層に近い型と解析されています。フィリピン海プレート内部が破壊したことで起きた地震と見られます。 千葉県南部を震源とするマグニチュード5以上の地震は、2012年7月に発生したマグニチュード5.2以来。千葉県内で震度5強を観測するのは、2012年3月の千葉県東方沖の地震以来で、いずれも11年ぶりです。 千葉県南部のこれまでの地震傾向は? 千葉県南部の震源分布(2001年以降) 千葉県南部の地下は北アメリカプレートとフィリピン海プレート、太平洋プレートが入り組んでいて、複雑な構造です。2001年以降の震源分布を見ると、大きく分けて深さ10~20km、今回と同じ深さ40km前後、深さ70km前後に地震の多い領域が分布しています。 2012年7月に発生したマグニチュード5.2の地震は今回よりも南の房総半島の南端近くで起きていて、深さも88kmとやや深いタイプでした。2007年8月のマグニチュード5.2は深さ20kmの浅いタイプで、深さ40km前後でマグニチュード5以上に限定すると、1983年5月まで遡ります。 この領域は陸域よりも千葉県南東沖や千葉県東方沖といった海域で、強い地震が発生するケースがありますので、普段からの備えは欠かせません。 [ad_2] Source link