5類移行でも…新型コロナは「なくなっていません」 インフルと比べ…致死率・後遺症など今後の対策【大阪発】

5類移行でも…新型コロナは「なくなっていません」 インフルと比べ…致死率・後遺症など今後の対策【大阪発】

[ad_1] FNNプライムオンライン 新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが、8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行し、医療機関などの対応が変わった。今後の私たちの暮らしなどがどう変わるのか、感染症の専門家、関西医科大学附属病院の宮下修行教授に聞いた。 【画像】何がどう変わる?5類生活の心得 宮下修行教授: まずこの3年間で経験したことは、人流が増えると感染が増えるということです。今、XBBというオミクロン株の新しい派生株が出てきているので、感染拡大しやすい状況です。北米では去年、一気に拡大しました。第9波が来ることは間違いないと思います。新型コロナウイルスは、なくなっていないということに、留意してほしいと思います 5類で生活の心得は? 5類の代表的な感染症が「インフルエンザ」。比べてみると、インフルエンザの致死率は高い時で0.1パーセントだが、コロナは、第6波では0.1パーセントぐらいになったが、第7~8波で上がってきていて、インフルエンザに比べ、致死率が高い点は知って欲しい。 また、インフルエンザと比べて解決されていないのが後遺症の問題だ。特にオミクロン株になってから、若い人の相談が大阪では増えていて、20代、30代の相談が大阪では4割で、その中でも多いのが倦怠感だ。体がだるくて何もできない、外から見ると怠けているのではないかと思われるような症状が多い。 <医療費…公費負担から原則自己負担に。治療薬は9月までは無料> 宮下修行教授: 初診料、検査料、薬代などがかかってきます。薬代については解熱鎮痛剤など以外のコロナの治療薬については、かからないということになっています。コロナの治療薬は高いことで知られていますが、10月以降、保険診療になれば薬価を下げていかざるをえないだろうとみています <行動制限…国・自治体は外出自粛、営業自粛の要請はできない。政府は、発症後5日間は、外出を控えることを「推奨」> 宮下修行教授: 個人の判断がより重要になります。どの場面で感染が拡大していくのか、再認識していただきたいですね。1メートル以内でマスクなしで会話をする場面が一番危険です。換気のないところで密に集まることもそうです。いわゆる3密を避けるということは、今後も基本になると思います。 <マスクの着用…個人や事業者の判断に委ねられる> 宮下修行教授: 病院・高齢者施設では引き続き推奨されます。面会は、基本的にはOKです。マスクを着用するのは人に感染させない、弱い人を守る、ということですから、こういう施設では、引き続き是非マスクを着用してほしいと思います。メリハリが大事です。私も外を歩くときは着用していません。マスクを着用すべきポイントを認識することが重要です。 (関西テレビ「newsランナー」2023年5月8日放送) 関西テレビ …