大河小説『太白山脈』や『アリラン』を書いた小説家・趙廷来(チョ・ジョンレ)氏が「150万に上る親日派を断罪すべき」と発言し、物議を醸している。「日本留学に行ってきたら親日派、反逆者になる」とも語った。
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ソウル市中区の韓国プレスセンターで12日、趙氏の「登壇50周年記念記者懇談会」が開かれた。趙氏はこの記者懇談会で、李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大学経済学科教授が小説『アリラン』について「趙氏は日帝時代に虐殺された韓国人をおおまかな数字で300万-400万人と見積もっているとしたが、それは事実ではない」と批判した件を巡って、このように発言した。趙氏は「李栄薫という人は新種の売国奴で、民族反逆者」だとし「私が書いた歴史的資料は客観的だ。国史編さん委員会で発行した資料や進歩的意識を持つ人々が書いた本を中心にした明確な資料」と主張した。
その上で「今こそ反民特委(反民族行為特別調査委員会)は必ずや民族の精気のため、歪曲(わいきょく)された歴史を正すため、必ずや復活させるべき。そうして150万人ほどいる親日派を断罪しなければならない。その秩序なしには未来はない」「日本留学に出掛けたら無条件で親日派になる。日本の罪悪に肩入れし、歪曲する新しい法を作っている。ここに私は積極的に乗り出そうと思う。法で治めるべき」と発言した。