岡山市の用水路で乳児発見、搬送先の病院で死亡確認

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岡山市の用水路で乳児発見、搬送先の病院で死亡確認

 20日午後9時20分ごろ、岡山市北区奥田本町の用水路に乳児が浮かんでいるのを、通りかかった留学生の女性(27)が発見し、知人女性(28)を介して110番した。岡山県警岡山南署によると、生後間もない女児で、発見時は脈があったが、約3時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。同署は遺体を司法解剖して死因や身元を調べるとともに、殺人容疑などを視野に捜査を進める。

 同署などによると女児は身長約50センチ。公園のそばを流れる水深約30センチの用水路にうつぶせに近い状態で浮いており、衣服は身に着けておらず、目立った外傷はなかった。公園のベンチなどに血痕があり、県警は付近で母親が出産して用水路に女児を投げ落とした可能性があるとみて調べている。

 現場はJR岡山駅から南に約2キロ離れた住宅街。近くに住む50代の会社員男性は「仕事から帰ったら警察官が集まっていて驚いた。普段は静かなところ。まさかこんなことが起きるなんて……」と不安そうに話していた。【益川量平、松室花実】

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