米ブルームバーグ通信の北京支局中国人スタッフが拘束される 国家安全局「捜査対象に」


米ブルームバーグ通信の北京支局中国人スタッフが拘束される 国家安全局「捜査対象に」

 拘束されたのは中国籍のファン・ハズ氏で、7日午前11時半に私服姿の当局者に付き添われて家を出て以来、行方が分からなくなっていた。ブルームバーグ社がファン氏の居場所について中国政府に問い合わせを続けた結果、米国時間の10日になって捜査対象となっているとの確認が取れた。中国当局は「ファン氏は北京の国家安全局によって拘束され、関連する法律に従って捜査を受けている」と伝えてきたという。

 ブルームバーグ社は「我々はファン氏について非常に心配しており、更なる情報を中国側に求めつつ、ファン氏に可能な限りの支援を行う」との声明を発表した。

 ファン氏は2017年からブルームバーグ社で勤務しており、それ以前にはロイター通信や米CBSテレビなどで働いていた。中国では、外国メディアで働く中国人スタッフが就ける業務は、外国人記者の取材支援に限定されている。【北京・米村耕一】



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