【速報】米国防総省、バイデン不正大統領を未だ認めず

10人の元国防長官がペンタゴンに対して戒厳令などに応じるのをやめよと求めていた件で、同時にバイデンへのスムーズな政権移行を求めていることが分かった。つまり年明けのこの段階でもなお政権移行が始まってないということになる。1月6日以降も政権移行しないつもりだろうか?

 

米歴代国防長官10人が意見記事、軍の政権移行関与に反対
1/4(月) 11:49配信 AFP=時事

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が任命した2人を含むすべての存命の歴代国防長官10人は、3日付の米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に掲載された意見記事で、政権移行への米軍の関与について反対する考えを示した。

歴代国防長官のアシュトン・カーター(Ashton Carter)、レオン・パネッタ(Leon Panetta)、ウィリアム・J・ペリー(William J. Perry)、ディック・チェイニー(Dick Cheney)、ウィリアム・コーエン(William Cohen)、ロバート・ゲーツ(Robert Gates)、チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)、ジェームズ・マティス(James Mattis)、マーク・エスパー(Mark Esper)、ドナルド・ラムズフェルド(Donald Rumsfeld)の各氏は国防総省に対し、平和的な政権移行を約束するよう強く求めた。

10人は、「選挙論争の解決に米軍を巻き込もうとする取り組みが、われわれを危険で不法、憲法にも違反する領域に連れ込むことになるだろう」とし、その取り組みをしようとする当局者には、重大な職業上・刑事上の責任が問われる可能性があると指摘した。

さらに、クリストファー・ミラー(Christopher Miller)国防長官代行をはじめとする国防省の全員に対し、ジョー・バイデン(Joe Biden)次期政権への移行を「完全に、協力的で透明性を持って」円滑に進めるよう呼び掛けた。【翻訳編集】 AFPBB News

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米国防総省の政権移行なしにバイデンは大統領になれず

この件についてはネット掲示板で年明けにも協議再開の予定という趣旨の書き込みを見たことで期待薄かと思っていたが、1月5日の今もなお移行拒否中ということであれば、そのまま1月6日以降も拒否し続ける可能性は十分にあると言える。安全保障に関わるだけに簡単には譲れない。ましてや中国に30分で情報が伝わるとされるバイデンにはだ。

そして大統領令や戒厳令についても決められたものはなく、元国防長官と言えども止める権限はないことにも気付いた。これとは別の記事で米陸軍長官や陸軍参謀総長もこうした動きには賛同しない方向と知ったが、では空軍は?海軍はどうだろうか?トランプの支持母体のメインは空軍であり宇宙軍のはずだ。戒厳令発令でワシントンD.C.にヘリ部隊を向かわせることは朝飯前だろう。何しろミシガン州国境で中国軍がドローン部隊を結成していると言われてたほどだ。準備はできているに違いない。

日本では緊急事態宣言の発令、そして外国人の入国禁止。さらには岸防衛相が自衛隊に対しいつでも自治体の出動命令に応じるようにと念を押したそうだ。中東では韓国のタンカーが拿捕され米海軍は空母の帰還を取りやめた。トランプ政権初の有事となる恐れもある。事態は急速に平和的な逆転シナリオを否定しつつある。いずれにせよ1月6日を過ぎてもなお国防総省が認めない限り、バイデンは“不正大統領”というレッテルを貼られ続けることになるだろう。