“ドライブ・マイ・カー”快挙のウラで 全米に物議醸した“平手打ち” もし、あのスピーチで男性に謝罪していたら…ハリウッド報告

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そして、もうひとつ大きく報じられたのが人気俳優ウィル・スミスさんの平手打ち騒動。あの日ハリウッドで取材していたNNNロサンゼルス支局長が“事件”の波紋をリポートします。

“ドライブ・マイ・カー”快挙のウラで 全米に物議醸した“平手打ち” もし、あのスピーチで男性に謝罪していたら…ハリウッド報告

NNNロサンゼルス支局長 岡田光弘

「ウィル・スミスさんがビンタしたと話題に…」、一体どういうこと?日本でも大人気のスターが映画の祭典で暴力とは。事態が飲み込めないまま「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督や主演の西島秀俊さんらの会見場に車を飛ばしました。

“ドライブ・マイ・カー”快挙のウラで 全米に物議醸した“平手打ち” もし、あのスピーチで男性に謝罪していたら…ハリウッド報告

第94回アカデミー賞

日本でも報じられているように、“事件”の発端は、授賞式でプレゼンターのコメディアン、クリス・ロックさんの一言でした。スミスさんの妻・ジェイダさんに向かい、ジョークとして「G.I.ジェーンの続編が待ちきれない」と言ったのです(G.I.ジェーンは海軍特殊部隊の特訓に挑む女性将校を描いた映画。デミ・ムーアさんが髪を短く剃り上げ出演)。

ジェイダさんは髪が短く「脱毛症」を公表しています。発言を会場で聞いたジェイダさんに笑みはありませんでした。それを見ていたスミスさんは壇上にあがり、ロックさんの頬を平手打ち。「妻の名前を口にするな!」と叫びました。その後、スミスさんは今年の主演男優賞を獲得し、スピーチで「アカデミー、そして候補者に謝罪します」と述べたものの、ロックさんへの謝罪はありませんでした。

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