北海道・知床半島沖のオホーツク海で安否不明者を捜索するヘリとダイバー=24日午前10時9分(共同通信社ヘリから)
北海道・知床半島沖で子ども2人を含む乗客乗員26人が乗った観光船が浸水後に消息を絶った遭難事故で、第1管区海上保安本部は25日、新たに性別不明の子ども1人を救助したと明らかにした。24日深夜、知床岬の東側の海域で巡視船が見つけ、搬送時に意識はなかった。発見は計11人となった。
安否不明者の捜索は夜を徹して続行。24日に死亡が確認された大人とみられる男女10人のうち、多くが見つかった知床岬先端周辺を中心に範囲を拡大。新たに見つかった子どもを含めた11人の身元特定も急ぐ。
船体は沈没している可能性があり、一部の巡視船は音波探知機(ソナー)で海底を調べる。