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山梨県道志村で、子どものものとみられる骨の一部が見つかり、3年前に発見現場近くのキャンプ場で行方不明となった、当時、小学1年の小倉美咲さんの母親が、きょう午後1時半ごろ、捜索現場を訪れた。
【画像】山梨・道志村で後頭部の一部が見つかった。小倉美咲さんの母は、きょう、捜索現場を訪れた（画像4枚）
美咲さんは、2019年9月、家族らとともに、道志村のキャンプ場を訪れていた際に、行方不明となった。これまでに手がかりなどは見つかっていないが、今月23日、キャンプ場からおよそ600メートル離れた沢で、人の骨が見つかった。
この骨は後頭部の一部で、子どもの可能性があり、死後1年以上は経過しているという。山梨県警は、骨のDNA鑑定を行うなどして身元の特定を進めるとともに、美咲さんとの関連を慎重に調べている。
人の骨が見つかった現場周辺では、きょうも40人態勢で、捜索が行われているが、他の骨や遺留品などは見つかっていない。
美咲さんが行方不明となった後、母・とも子さんは、度々、現場周辺を訪れ、県警などによる捜索活動にも参加してきた。また最寄り駅でビラを配るなどして、情報提供を求めてきた。
午後1時半ごろ、道志村の捜索現場に到着したとも子さんの手には、美咲さんが大事にしていたぬいぐるみが握られていた。行方不明になった当日も、美咲さんは、リュックに詰めて、このぬいぐるみを持参していたとのこと。
捜索現場の前で取材に応じたとも子さんは、「無事戻ると信じてきたので、人骨は、美咲のものではないと信じている。改めて確認したいと思いここに来た」と話していた。
社会部
