肩甲骨とみられる骨発見　山梨県警、道志村で　ハイネックシャツも

山梨県警本部＝甲府市で、井川諒太郎撮影

　山梨県道志村で未成年のものとみられる頭部の骨の一部や子ども用の靴などが見つかったことを受け、周辺を捜索していた山梨県警は4日、新たに人骨のようなものと黒色のハイネックのシャツを発見したと明らかにした。捜査関係者によると、見つかった骨は人の肩甲骨とみられる。また、シャツは2019年9月に同村のキャンプ場で行方が分からなくなった小倉美咲さん（9）＝千葉県成田市＝が当時、着ていた服と特徴が一致しているという。

　人骨らしきものは靴などが発見された近くで見つかった。県警は司法解剖して人骨かどうか確認した上でDNA型鑑定を実施し、身元特定を進める。

　県警によると、4月23日に40代男性が未成年とみられる骨の一部を発見して同25日に県警に届け出た。県警はDNA型鑑定を試みたが、個人を識別するために必要なDNA型は検出されなかった。【田辺佑介、田中綾乃】