自民・二階氏が公明にテコ入れ 大阪で支援訴え

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参院選兵庫選挙区に出馬する公明党新人候補のテコ入れのために大阪市を訪れた自民党の二階俊博幹事長=18日午後6時半ごろ、大阪市天王寺区
参院選兵庫選挙区に出馬する公明党新人候補のテコ入れのために大阪市を訪れた自民党の二階俊博幹事長=18日午後6時半ごろ、大阪市天王寺区

 夏の参院選をめぐり、自民党の二階俊博幹事長は18日、大阪市内で開かれた自民・公明両党の合同講演会に出席した。二階氏の大阪入りの主な目的は、公明党が参院選で苦戦を強いられている隣県の兵庫選挙区(改選数3)の応援だ。同選挙区に出馬する公明党候補の当落は、大阪が鍵を握るとされる。今回は地元財界にも顔が利く二階氏が公明党に特化してテコ入れを図ることで、参院選での自公連携をアピールした。

 「公明党としっかり心の底から信頼し合って、この戦(いくさ)に勝ち抜かなくてはならない」

 二階氏は講演会でこう語り、自公の絆の強さを改めて強調した。会場には、公明の北側一雄副代表ら地元の自公両党の関係者が顔をそろえた。

 公明党は参院選で7選挙区に候補者を擁立するが、情勢が最も厳しいのが兵庫だ。自民、立憲民主、共産、日本維新の会の各党も候補を立てており、公明党の斉藤鉄夫幹事長は14日の記者会見で「まだまだ4番手で、当選圏内に遠く及んでいない」と危機感をあらわにした。

 山口那津男代表が15日に兵庫に入ったほか、支持母体の創価学会も全国から支援者を動員しており「全軍投入」(党関係者)ともいえる力の入れようだ。

 二階氏としては、兵庫で恩を売ることで、全国的な公明党の協力をさらに引き出す狙いもある。

 組織力を武器とした選挙戦を行う公明党にとって、兵庫の勝敗の鍵を握るのが大阪の支持者の動きだ。大阪は党内でもとりわけ強固な組織を持つとされ、隣接する選挙区への重点的な支援が期待されている。

 しかし、4月の大阪府知事・大阪市長のダブル選では、自民党と公明党府本部が推薦した候補が維新に敗れた。公明党は同月の大阪市議選でも1議席を落とし「常勝関西」をうたう組織力に陰りも見えている。

 これに加え、維新は参院選大阪選挙区(改選数4)に2人目の候補者を擁立し、大阪の情勢が不安定になる可能性も出てきた。党幹部は「大阪が厳しくなると、兵庫への動きが鈍る」と懸念する。

 公明党はダブル選後、維新が求める大阪都構想の是非を問う住民投票を認める方針を決めた。一方、「反維新」にこだわる自民党府連は動きに乗り遅れ、都構想への対応をめぐり内紛状態にある。二階氏の大阪入りは、足元の自民党府連に「再生」を促す意味合いもある。(大島悠亮、大橋拓史)

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