フィリピン軍は南シナ海の海上で見つかった中国のロケットの一部とみられる残骸について、回収作業中に中国海警局の船に奪われたと発表しました。
フィリピン軍によりますと、20日、南シナ海にあるパグアサ島近くの海上で浮遊物が見つかりました。
軍が詳しく確認するため、この浮遊物を曳航(えいこう)していたところ近付いてきた中国海警局の船が進路を妨害したうえ、ケーブルを切断して強奪していったとフィリピン軍は主張しています。
当時の映像や写真は公開されていませんが、浮遊物は中国が打ち上げたロケットの残骸とみられています。
フィリピン近海では、中国が10月31日に打ち上げた「長征5号B」の一部とみられる残骸が11月に入り複数、見つかっています。
当局は残骸を見つけた場合、速やかに通報するよう呼び掛けています。
テレビ朝日