トルコが3月上旬に制裁対象品に関してロシア向けの通関手続きを停止したことが分かった。ロシアの友好国では初の措置で、欧州同様の制裁に着手した可能性がある。
これまでロシアは制裁にも関わらず最新型のiPhoneが販売されていたり、英国製の輸入品なども普通に並べられていた。米国のコカコーラや日本の緑茶も売られていたという。今回の措置により、それら外国製の商品が品不足に陥る可能性が高まった。
ロシア経済紙のコメルサントによれば、3月6日の夜からトルコの税関システムでロシアとベラルーシへのトランジット申告ができなくなったようだ。
トルコでは2月初旬に起きた大地震の影響が今も大きく、NATOの支援も必要としていることから欧州当局と何らかの話し合いが成立した可能性もある。ロシア国民が目に見えて制裁の影響を受け始めれば、戦争をやめるための世論形成も可能になるかもしれない。(黒井)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6672cdb1039fcc78231c0258953d9e8a27f867f6