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岸田翔太郎首相秘書官
松野博一官房長官は30日の記者会見で、6月1日付で首相秘書官を辞職する岸田文雄首相の長男翔太郎氏が、退職金やボーナスを受け取らない意向であることを明らかにした。松野氏は「本人から退職手当や期末、勤勉手当(ボーナス)が支給されるのであれば、全て返納したいとの申し出がなされている」と説明した。
【写真】幼き翔太郎氏が映った家族写真
国家公務員の夏のボーナスは6月1日を基準日に支給すると定められており、野党などが翔太郎氏の辞職日が「ボーナスを受け取るために設定されたのではないか」と指摘していた。【古川宗】
◇「しっかりと襟を正して」梶山氏が苦言
自民党の梶山弘志幹事長代行は30日の記者会見で、岸田文雄首相の長男翔太郎氏が首相公邸で忘年会を開いた問題を受け首相秘書官を辞職することに関し「公職に就く者、その周りにいる者はしっかりと襟を正して自らの行動を考えていただきたい」と苦言を呈した。
今国会の会期末が6月21日に迫っていることを踏まえ、「国会が最終盤を迎える中で、重要法案を抱える参院は大変タイトな日程にもなっている。改めて政府・与党の連携を密にし、一層の緊張感をもって臨んでまいりたい」と述べた。【菊池陽南子】
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