東京・杉並の商店会が補助金不正受給 2000万円 都が全額返還要求


 東京都杉並区の西荻窪商店会連合会が、都の商店街振興事業の補助金を不正受給していたことが分かった。都は10日、これまで支給してきた5年間分の補助金約2000万円の全額返還を杉並区を通じて要請。違約金数百万円も求めるという。

 都によると、同連合会は、ウオークラリーなどのイベント「ハロー西荻」と祭り「西荻おわら風の舞」を毎年開催。平成26年度から昨年度までの5年間、踊り子への出演料が実際には40万円にもかかわらず70万円と書いた領収書を偽造したり、協賛金の収入があるにもかかわらず、収入と計上せず経費を過大に申告したりして、都の補助金を不正受給した。

 領収書の偽造は約110万円、協賛金の未計上は約897万円あるという。5年前に一度指導しているため、都は「悪質性が高い」として、正当に受給している分も含めて今回、補助金の全額返還を求めている。

 連合会の会長は取材に対し「区の方と話し合いをしており、結論が出ていないので何も話すことはできない」とした。



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