生きているだけで精一杯 上司の理解がない… 激変する体調で仕事を諦める「更年期離職」が増加

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激変する体調に悩み仕事を辞めざるを得ない… 増加する「更年期離職」の実情

【映像】「外でふらふら」「駅のベンチに座ったまま…」更年期離職者の実態

「説明ができないような息苦しさ。息を吸うのがこんなに大変なんだ…生きているだけで精一杯という状態」

 こう話すのは、更年期障害で苦しんだ経験があるという恵子さん(仮名)。息苦しさや極度の冷え、精神的な落ち込みなど、症状のピークは45歳。高齢出産だったため、子どもの育児と更年期が重なり、肉体的にも精神的にもどん底だったという。仕事が好きで、職場復帰も考えていたがあまりの体調の辛さに断念したそうだ。

生きているだけで精一杯 上司の理解がない… 激変する体調で仕事を諦める「更年期離職」が増加

更年期障害で苦しんだ経験があるという恵子さん(仮名)

 また、症状の辛さをわかってもらえず、会社側の都合で離職に追い込まれたケースもあった。

 コールセンターに契約社員として勤めていた博美さん(仮名)は、更年期の症状がひどく、歩くことすら危うい状況だったという。しかし、勤務先から告げられたのは「出勤率90%を切ると雇い止め」という宣告。体調の辛さを訴えても「治してください」の一点張りだったそうだ。

生きているだけで精一杯 上司の理解がない… 激変する体調で仕事を諦める「更年期離職」が増加

コールセンターに契約社員として勤めていた博美さん(仮名)

 病欠が増え、出勤率が90%を切るようになった博美さん。会社から「雇い止め」を宣告され、約3年勤めた会社を辞めざるを得なくなった。現在は個人で加入できる労働組合「総合サポートユニオン」に登録し、会社と交渉を続けているという。

「面談時、こちらがどれだけ一生懸命訴えてもメモの一つも取らない。上に上げるシステム自体がないので、そこでシャットダウンされる。専門の部署みたいなものがない限り、信頼できる人が一切いない状態なので相談も難しかった」

 更年期の症状が原因で仕事を辞めてしまう「更年期離職が年々増えている」と話すのが、昭和大学の有馬牧子准教授。更年期の症状で治療の必要があると見られる人(40歳~59歳)の約5人に1人が離職の壁にぶつかっているとして、その現状を明かす。

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