先生やめないで 内科医の続投求める住民の署名、1週間で1800筆

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宮前診療所=2023年7月4日、三重県松阪市飯高町宮前、菊地洋行撮影

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 医師は内科医の尾辺利英さん(55)。松阪市飯高町宮前にある宮前診療所に2014年から勤務する。

 診療所は、市が施設や設備を設置。運営は松阪地区医師会が指定管理者となり、04年度から1期5年の契約を更新してきたが、契約は今年度末で切れる。

 看護師や事務職員の募集、労務管理などは、医師会が間に入っているとはいえ、実際には尾辺さんが担ってきた。このため、尾辺さんや医師会は、人事管理を含む包括的な指定管理者制度では医師個人の負担が大きいとして、直営を含めた制度の改正を市側に求めてきたが、受け入れられなかったという。

 尾辺さんは松阪市飯高町赤桶の出身。「困った時はいつでもどうぞ」と、診察券に携帯電話の番号を印刷している。寸暇を惜しんで診察したり往診に出たりする姿が、地元の患者から頼りにされてきた。患者の一人は「大きな病院への紹介も的確で、ものすごい安心感があった」と話す。

 尾辺さんは「生まれ育った地域のじいちゃん、ばあちゃんを診てあげたいという思いでやってきた。医療に専念し、人集めやマネジメントは市に任せたいとお願いしたが、折り合わなかった」と話している。

 松阪地区医師会は指定管理者の契約更新はせず、次の候補を選ぶ審査選定委員会は11日に開かれ、早ければ9月市議会で承認される。(菊地洋行)

朝日新聞社

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