難民キャンプで報道陣の取材に応えるEUの駐パレスチナ代表フォンブルクスドルフ氏=8日、ジェニン(ロイター=共同)
【ジェニン共同】欧州連合(EU)や欧州諸国、日本などの外交官約30人が8日、イスラエルの軍事作戦で大きな被害があった占領地ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプを視察した。EUの駐パレスチナ代表フォンブルクスドルフ氏は報道陣に「イスラエルは国際法を順守しなければならない」と強く非難した。
フォンブルクスドルフ氏は「犯罪者(パレスチナ武装勢力)を拘束するのが目的ならば、ほかの方法もあったはずだ。なぜ空爆や大規模な地上部隊の展開が必要だったのか」と問題視。過剰な実力行使で「武装勢力と民間人を区別していない」と憤りをあらわにした。