ryuchellさんを悩ませた“誹謗中傷”の悪辣…関係者に漏らしていた弱音と悲痛な決意

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ryuchellさんを悩ませた“誹謗中傷”の悪辣…関係者に漏らしていた弱音と悲痛な決意

ryuchellさん(本人のツイッターから)

【写真】黒スーツに蝶ネクタイ姿のryuchellさんとpecoさん

 現在、「警察による動機の解明が進められているが、遺書などはまだ発見されていない」(警視庁担当記者)そうで、明確な動機は明らかになっていないが、ryuchellさんが、SNSの誹謗中傷に悩まされていたことは確かなようだ。

 ryuchellさんは原宿のショップ店員を経て、読者モデルやタレントとして活躍。2016年には、店の同僚だったpecoさんと結婚し、18年には男の子が誕生。

 しかし、22年8月には、〈夫としての生き方について、お話しさせていただく機会が増えていく中で、“本当の自分”と“本当の自分を隠すryuchell”との間に、少しずつ溝ができてしまいました〉〈夫と妻ではなく、人生のパートナー。そしてかけがえのない息子の親として、家族で人生を過ごしていこうね、という形になりました〉とツイッターで宣言し、法的な夫婦関係を解消した。

 その後、メークもファッションもガラリと変わり「自分らしさ」をストレートに出すように。LGBTQなど多様性に関する提言も積極的に発信するようになった。

■「覚悟はしていたけどやはりけっこう落ち込みます」

 しかし、「AERA.dot」(7月12日配信)によれば、自身のカミングアウトと“新しい家族の形”に対しては、「いろんな意見をもらいました。覚悟はしていましたが、やはりけっこう落ち込みます」と連載担当者にもらしていたらしく、今年6月には「真に受けていい批判と、気にしなくていい単なる誹謗中傷の批判とは分けてみるようにしている」「価値観の違いからどうしても分かってもらえない人はいると思う」「顔の見えない人の批判は気にしていない」などと語っていたという。

 また7月3日朝には、「耐えようっ」とポツリとツイートしており、心配するコメントも寄せられていた。

 自身もネット上の誹謗中傷に悩まされてきたタレントの中川翔子(38)はツイッターでryuchellさんの死を悼み、その1時間後には、「人の事を誹謗中傷した人には絶対罰が当たると思う。放った言葉は自分に返ってくるよ」と投稿した。

 一方、ryuchellさんの急死で、現在、誹謗中傷をした人がコメント投稿やアカウントを削除する動きがあると報じられている。ネット上の誹謗中傷を巡っては、20年の木村花さんの一件もきっかけとなり、22年7月に侮辱罪を厳罰化する改正刑法が施行された。法定刑の上限が引き上げられ「1年以下の懲役・禁錮」や「30万円以下の罰金」などが加わるなど、厳罰化されている。ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。

「それでも、特にLGBTに関しては、誹謗中傷がいまだに根強く、差別的発言や存在そのものを否定する心ない発言も少なくありません。死ね、殺すなどと言った直接的な表現を避け、“タヒね”“●す”などの隠語を使うなど、悪質な例も後を絶ちません」

「人の痛みや弱みがわかるからこそ、上手に生きていけない、そういう人たちに寄り添えるようなタレントになるといいなという新たな目標ができました」と語っていたryuchellさん。突然の死を選んだ胸中には何が去来していたのか──。

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■厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口

▽いのちの電話
℡0570・783・556(午前10時~午後10時)、℡0120・783・556(午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)

▽こころの健康相談統一ダイヤル
℡0570・064・556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)

▽よりそいホットライン
℡0120.279.338(24時間対応)、岩手、宮城、福島各県からは℡0120.279.226(24時間対応)

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