再び攻撃受けたクリミア橋、プーチン氏にとっての重要性とは

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再び攻撃受けたクリミア橋、プーチン氏にとっての重要性とは

17日午前に橋の被害の様子を撮影した動画のスクリーンショット

【映像】クリミア橋の被害を撮影、ドローン攻撃受けたとロシア当局

クリミア橋はウクライナで続くロシアの戦争にとって不可欠な補給ルートで、ウクライナ南部、東部のロシア占領地域に人員や物資を輸送することを可能にしている。

「ケルチ橋」の名称でも知られ、ロシアのプーチン大統領にとって個人的な価値を持つ。クレムリン(ロシア大統領府)の説明では、橋はクリミアとロシア本土の「再統一」を示すものとされる。

プーチン氏がウクライナ全面侵攻を開始して以降、クリミア橋への攻撃は2度目。ウクライナはこれまで、現在進めている反転攻勢でクリミア半島を奪還したいとの考えを繰り返し表明している。

以下に知っておく必要のある点をまとめた。

なぜ橋がロシアにとって重要なのか?

橋の象徴的な重要性も大きい。ロシアが欧州最長となる全長19キロの橋建設に投じた費用は約37億ドル(現在のレートで約5130億円)。ウクライナを占領して永久にロシアに結び付けようとするプーチン氏の目標を物理的な形で示すものだ。

開通の日、そこには勝ち誇った様子で橋を渡る車列を先導するプーチン氏の姿があった。ウクライナ人の間では、ロシアによる占領を思い起こさせるこの橋は極めて評判が悪い。

昨年10月には、燃料輸送車の爆発で道路部分が大きな被害を受け、橋は部分的に損壊した。ロシア大統領府はすぐさまウクライナを非難、プーチン氏はウクライナの治安機関による「破壊工作」だと主張した。ロシアは爆発後間もなく橋の修理を行った。

戦争においてロシアはどのような目的で橋を使っているのか?

ロシア軍による橋の利用に支障が出れば、ウクライナ南部の部隊への補給線は一段と脆弱(ぜいじゃく)性を増す。

ロシアはウクライナ南部ヘルソン州への物資輸送にクリミアの鉄道を使っており、これまでにクリミア、ヘルソンの複数の鉄道拠点がウクライナの長距離ロケット砲による攻撃を受けた。SNS上の動画やロシア当局者、ロシア国営メディアによると、クリミア橋を走る鉄道には遅れが出ているものの、17日も運行を継続している。

ウクライナの反転攻勢はクリミアの北に隣接するヘルソン州に入りつつある。ウクライナ軍の参謀総長は先週、ザポリージャ方面とヘルソン方面を始めとするウクライナ南部で、ロシア軍はウクライナ軍のさらなる前進を食い止めることに注力していると述べていた。

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