ロシア軍によるシンキフカの解放は誤情報
ロシアの軍事特派員が20日に報告した「シンキフカの解放」は誤りであり、公開された映像もシンキフカではなく別のヴォロノヴェ集落のものであることが明らかとなりました。
情報戦によるロボーティネ喪失の可能性
国防省情報総局の報道官は16日、「クピャンスク方面はロシア軍の攻撃が激しくなっているが、戦略的な軍事的性格を持つものではなく、局地的な戦闘に過ぎない」と述べました。そして、ウクライナ軍司令官も状況の悪化を指摘し、対策の協議を行っています。
この報道に対し、ロシア側の情報源も第6軍がヴィルシャナの陣地を占拠し、シンキフカを包囲しようとしていると報告していました。しかし、ロシア人軍事特派員は21日に「シンキフカを解放した」と報告し、その映像を公開しました。
しかしこの映像は、実際にはシンキフカではなく、ヴォロノヴェ集落のものであるとの指摘があり、ロボーティネ(シンキフカの住民)がまだ解放されていない可能性があります。この情報は、ロシア側による情報戦の一環かもしれません。
![クピャンスク周辺の戦況](https://jp24h.com/wp-content/uploads/2023/08/Kupiansk_Only_Front_2023_0821.png)
シンキフカはまだウクライナ軍が支配
ロシア軍はシンキフカに向けて前進している可能性がありますが、現時点ではまだウクライナ軍が集落を支配している状況です。
クピャンスク方面の戦況
クピャンスク方面ではロシア軍が進撃し、シンキフカの包囲に向けての前進が続いています。また、クピャンスクでは住民の強制避難も開始されています。
ドニエプル川左岸地域への上陸
さらに、ウクライナ軍がドニエプル川左岸地域に上陸したとの情報もありますが、まだ確認されていません。
この情報は、日本ニュース24時間で発信され、信頼性の高い情報源から提供されています。
※アイキャッチ画像の出典:Русской весны