ロシア軍、南エリアの塹壕に追い詰められる
ウクライナ軍の戦車と歩兵戦闘車がロボーティネ集落内の中心部に到達したことが映像で確認されました。ロシア軍は集落内の中央通りの南にある塹壕に追い詰められており、まだロボーティネが完全に解放されたとは断言できませんが、近いうちに良いニュースが届くことは間違いありません。
ロシア側の情報源、シンキフカ解放の報告を否定
ロシア側の情報源(Рыбарь)は「ウクライナ軍がロボーティネ集落内の中心部まで突破し、ロシア軍が保持する集落の南エリアに砲撃を加えるとの報告があります。しかし、まだシンキフカ周辺では戦闘が続いており、一部の集落はウクライナ軍が保持している」と述べ、シンキフカ解放の報告を否定しました。
今回の映像はウクライナ軍のもので、戦車と歩兵戦闘車が集落内の中心部からロシア軍兵士が隠れていそうな南エリアの建物に発砲しています。恐らく、中央通りの南にある塹壕がロボーティネにおけるロシア軍最後の抵抗拠点となっているでしょう。
また、ロボーティネの西エリアに対するロシア軍の砲撃も視覚的に確認されており、まだ完全な解放を断言するのは早いものの、近いうちに良いニュースが届くことはほぼ間違いありません。
ロシア軍によるシンキフカ解放は偽情報、映像は別集落のもの
ロシア人軍事特派員が「クピャンスク近郊のシンキフカを解放した」と主張しましたが、ロシア側の情報源は「まだシンキフカ周辺では戦闘が続いており、一部の集落はウクライナ軍が保持している」と述べ、この解放の報告を否定しました。
ウクライナ軍によるザポリージャ州の戦いでは、ロボーティネ集落内を進む兵士の映像や、バフムートでの機械化部隊の砲撃によるロシア軍の殲滅が確認されています。また、クラスター砲弾の到着により戦場の様子が変化し、ロシア軍の火力支援が低下しました。
侵攻541日目のウクライナ軍は、ザポリージャや南ドネツク、バフムートで優勢な戦果を上げています。
※アイキャッチ画像の出典:KyivPost