「山口組」直系の「兼一会」組員ら4人を逮捕 大阪府警が大阪市内の喫茶店で起きた暴行事件を発表

大阪府警の逮捕発表

大阪府警察は、大阪市内の喫茶店で30代の男性に暴行し、拉致を試みたとして、「山口組」直系の「兼一会」組員とされる男性4人を逮捕したと23日に発表しました。

逮捕された容疑者の詳細

逮捕された容疑者は、「山口組」直系の「兼一会」組員である村上行正容疑者(50)と共犯とされる3人です。共犯者は食品販売業の瀧地峰稔容疑者(38)、運送業の正田智哉容疑者(27)と東山直也容疑者(30)です。容疑者たちの関与については、まだ明らかにされていません。

事件の経緯

大阪府警によると、事件直前に男性が大阪市中央区で村上容疑者に暴行を受けました。その後、容疑者が「話し合い」を装って男性を喫茶店に呼び出しました。この喫茶店には共犯者も近くで待機しており、容疑者の合図とともに店に乱入したとのことです。事件は報復の目的があったとみられています。

逮捕容疑の詳細

容疑は共謀によるもので、4月26日の午前0時20分ごろ、大阪市中央区の喫茶店内で男性を特殊警棒のようなもので殴りつけ、催涙スプレーを噴射しました。さらに、「おいコラ、こっちこい」と言って男性を車に連れ込もうとしたとされています。男性は頭部から出血するなど軽傷を負いましたが、店内にいた従業員や客にケガはありませんでした。

兼一会と秋良連合会の関係

この喫茶店では、事件当時に「兼一会」と「山口組」直系の「秋良連合会」という組織の幹部も同席していました。両組織は大阪・ミナミでのキャッチ(客引き)などの資金獲得活動を巡って対立しており、捜査4課は今回の事件の背景に両組織の対立があったとみて調査を進めています。

この記事は日本ニュース24時間から提供されました。