中国国防予算、今後5年間に1.4兆ドル=202兆円の支出予測

CCTV 正午国防军事 055型駆逐艦
出典:CCTV 正午国防军事 055型駆逐艦

中国は2024年から2028年の5年間に、約1.4兆ドル(約202兆円)を国防予算に支出すると、市場調査会社GlobalDataが予測しています^1^。この予測によれば、中国の国防予算は2023年には23,030億ドルに達し、2024年から2028年までの年平均成長率は6%以上になるとのことです。南シナ海での領有権主張や米国との軍事的対立が、中国の軍事力強化を促進するでしょう^1^

日本と中国の投資額の差は約5倍に拡大、中国の国内投資が注目される

彩云香江
出展:彩云香江

中国の国防支出は、ミサイル、ミサイル防衛システム、潜水艦、水上艦艇、戦闘機など、中国の防衛産業の主要セグメントに投資される見込みです^1^。強力な海軍の構築や信頼性のある核抑止力の確立など、中国の戦略的な動きには、4隻目の空母、096型原子力潜水艦、054A型フリゲート、055型駆逐艦の取得が含まれると言われています^1^

GlobalDataのアナリストは、1.4兆ドルという巨額の国防投資が、中国の戦略的なビジョンを明確に示していると述べています。この投資は、技術革新の推進、人民解放軍の即応性の向上、中国のグローバルな役割拡大に寄与することが期待されています。また、中国はこれまでにも、欧米の技術移転制限や禁輸措置を利用して、チャンスをつかんできました。自立した防衛産業を育成することで、民需産業と軍需産業のギャップを埋めることに成功してきたのです^1^

さらに、中国はデュアルユースの積極的な活用によって、最先端の防衛システムの設計と生産能力を向上させています。中国の野心は、緊張の高まりや領土紛争、戦略的同盟関係の変化に合わせて変動し、中国の影響力と地位を世界の舞台で高めたいというものです^1^

日本も今後5年間で総額43兆円(約2,970億ドル)を国防費に投資予定ですが、中国の1.4兆ドルと比べると、投資額の差は約5倍に拡大します。中国はその大部分を国内に投資するため、中国の防衛産業は驚くべき発展を遂げることでしょう^1^

中国の国防予算は今後5年間で急増する一方、日本でも軍事力の強化が進んでいます。中国との緊張関係が続く中、両国の安全保障政策は注目されるところです。

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