お笑い芸人「おかけんた・ゆうた」のゆうたさんが逝去、けんたさん感謝の意を表す――最後の舞台は15日

お笑いコンビ「おかけんた・ゆうた」の相方、けんたさんから感謝のメッセージ

おかけんた・ゆうたのゆうたさんが脳内出血のために亡くなったことが、所属事務所吉本興業によって報告されました。享年61歳。

おかけんた

相方のおかけんたさんは、吉本興業を通じて以下のコメントを発表しました。

「ゆうたくんは週に3回も透析を受けていたのです。私が劇場にいると、たくさんの方々が声をかけてくれました。『おっ、相方どやねん』『ゆうた、元気してんの?』こんなにも芸人を愛してくださる方々は、私の知る限りでは彼だけです。あるとき、ゆうたくんからメールが届きました。『漫才をやりたいです』その瞬間、私は涙が止まりませんでした。そしてその夢が叶いました。台風の最中、3年半ぶりの漫才をやることができたのです。舞台上で重心を支えながら、私を支える彼の姿は、とても愛おしくてたまりませんでした。漫才が終わった後、取材を受けたゆうたくんの言葉『1日でも長く漫才をやりたい』その気持ちが本当に伝わってきました。昔の七夕の日、彼は天に召されました。でも時間なんて関係ありません、1年に1回会って、一緒に漫才を楽しむよ♪ ありがとう、最高の相方、おかゆうたくん」

ゆうたさんは1962年6月11日生まれで、鹿児島県出身です。1981年に吉本新喜劇の人気座員である岡八郎に弟子入りしました。1983年にはNSC(吉本総合芸能学院)の第1期生として卒業し、おかけんたさんとコンビを結成しました。1987年には「第17回NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞を受賞。同年からは心斎橋筋2丁目劇場に出演し、1987年から放送が始まった毎日放送の「4時ですよーだ」にもレギュラー出演し、人気を博しました。

「4時ですよーだ」の終了後は、なんばグランド花月などの劇場を中心に活動してきました。1997年には「第32回上方漫才大賞」で奨励賞を、1999年には「第34回上方漫才大賞」で大賞を受賞しました。2012年には吉本百年物語10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」にも出演しています。2020年ごろから体調を崩し、コンビでの活動は休止状態に入っていましたが、今年8月15日には大阪のYES THEATERで行われた「よしもとお笑いライブ」で、コンビ結成40周年のプロローグとして漫才を披露することができました。これが彼の最後の舞台となりました。

なお、本記事の元となった情報は以下のリンクから参照できます。

ソースリンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/441d06d34b23107bba188dbed744ad9f291757b3

記事の執筆元:よろず~ニュース編集部