元自衛官のやす子が“救助する側”ではなく“救助される側”の視点に立って気づいたこと【関東大震災から100年 あす巨大地震が来たら】

やす子の新たな視点―救助される側の経験から気づいたこと

やす子

やす子、元自衛官でありお笑い芸人の一人。彼女が「救助される側」の経験から感じたことについて、関東大震災から100年経った現在、巨大地震が起こった場合に備えるための考察を行う。

やす子の挑戦―地震が起きたら安全地帯へ逃げられるか

今年の上半期、テレビでいつも見かけるやす子は、鎌倉を舞台にした実験に挑戦することになった。「災害はいつ起きるか分からない。みんなが楽しんでいる休日に来るかもしれないから…」。土地勘のない観光地で津波から逃げる方法を検証するための実験だ。

やす子は、自衛官として救助をする立場ではなく、初めて救助される側の立場を体験することになった。彼女が挑戦したのは、「観光地で突然地震が来たら、津波が来る前に安全地帯に逃げられるのか?」という問いに対する実証実験だった。

日本は地震大国と言われており、いつ、どこで地震が発生するか分からない状況が常にある。土地勘のない場所で津波の脅威に直面することもある。今回の実験は、年間1000万人以上が訪れる日本屈指の観光地、神奈川県鎌倉市の海岸で行われた。また、今後30年以内に70%~80%の確率で起きると予測されている南海トラフ巨大地震による巨大な津波も鎌倉を襲う可能性があると考えられている。

神奈川県の津波浸水想定検討部会の会長であり早稲田大学の柴山知也教授は、「津波が予想される地震が発生した場合、鎌倉市には最悪8分で第1波が到達する可能性があります。人々が揺れを感じてから行動を起こすまでには約2分かかるとされており、残りの6分で逃げきる必要があります」と語っている。

やす子は、2年間にわたり災害対応のスペシャリストとして活動した経験を持っている。彼女は自身がどのようなルートを選ぶのかを検討する。

やす子自身は山口県出身であり、鎌倉を訪れるのは今回が2回目だった。「鎌倉は何も知らない場所。地形についても全く知識がないため、逃げるという行為には恐怖を感じる」と彼女は語った。

この実験は、日本の未来を考える上で重要な一環となるものである。もし巨大地震が来たら、私たちはどのように対処すべきなのか、その答えを見つけるために、やす子の挑戦は大いに意義深いものとなった。

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