処理水の放出 「予想外」の“電凸”攻撃 中国政府はまさかの「黙認」?

処理水放出による「気軽なうっぷん晴らし」の名を借りた電凸攻撃

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福島第一原発からの処理水の放出が始まった8月24日。その直後、中国政府は日本全国からの水産物の輸入禁止を発表しました。これにより、輸入禁止の範囲が一気に広がりました。

この強硬な対応にもかかわらず、起こったことは予想外でした。中国から大量の「迷惑電話」が日本にかけられました。これはいわゆる「電凸(でんとつ)」攻撃です。

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8月26日、処理水放出から初めての週末となりました。中国の動画投稿サイトでは、「電凸」動画の投稿が急増しました。投稿者は、電話をかける瞬間から切られるまでの一部始終を録画し、投稿しています。彼らは悪いことをしている意識はないようで、顔を隠すこともありません。

この「迷惑電話」に関する報道は、日本国内でも急速に広まりました。不思議なことに、その対象は東京電力や政府系機関にとどまらず、ラーメン店や温泉施設にまで広がりました。同じ番号から何度も繰り返し電話がかかるのは、SNSを通じた呼びかけなどがあるからかもしれません。

投稿者は主に地方に住む若い男性が多く、処理水の放出に真剣に心配している様子は感じられません。彼らは愛国的な行為をアピールしつつ、動画のアクセス数を稼ぎながら、気軽にうっぷんを晴らしているようです。

もちろん、このような行為は許されるべきではありません。北京の日本大使館はSNSを通じて、迷惑電話が犯罪であることを強調し、中国政府に対応を求めました。次に注目されるのは、中国政府の対応です。月曜の中国外務省会見で、日本メディアから「迷惑電話を取り締まらないのか」という質問が投げかけられました。しかし、その答えは意外なものでした。

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