救急車が盗まれた! 救急隊員が対応中に男が盗みを働くも、逮捕される

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救急車が現場から盗まれるという事件が熊本市西区で発生しました。窃盗の疑いで50代の男が逮捕されましたが、男は「今は話したくない」と供述しているそうです。

破損した救急車 出動先で盗まれる

救急車は、熊本市西消防署・島崎出張所の所属で、女性のけがを受けた通報を受け出動していました。救急隊員3人が女性への対応中に救急車が盗まれたのだとか。救急車は現場から約500メートルほど離れた駐車場で発見され、助手席のドアが大きく破損していたと報じられました。

職業不詳の男を窃盗の疑いで逮捕

警察が近くにいた男に話を聞いたところ、容疑を認めたため逮捕されました。しかし、男はその後の調べで「今は話したくない」と供述したとのことです。男と女性は一緒に飲んでいたとみられており、警察はさらなる調査を進めています。なお、けがは軽傷で搬送はされていないそうです。

「なぜ盗まれたのかを検証し対策を」

熊本市消防局では、救急車から離れる場合や駐車位置が遠い場合は車を施錠するルールがありますが、今回の事件ではエンジンをかけたまま施錠しないケースだったようです。熊本市消防局は「なぜ盗まれたのかを検証し、対策を検討したい」とコメントしています。

この事件は、多くの人々に衝撃を与えました。救急隊員の貴重な時間と努力が無駄になったばかりか、市民の安全にもかかわる問題です。今後はより一層の警戒が必要です。

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