ジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏からの性被害を告発した「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が2023年9月4日に記者会見を開催し、ジャニーズ事務所の名前や悪質な中傷について言及しました。
「当事者の会」は、かつてジャニーズ事務所に所属していた有志によって6月26日に結成されました。
ジャニーズ事務所の名称についての要望について「当事者の会として名称変更を求めるつもりはありません」
会見には、代表の平本淳也氏や副代表の石丸志門氏、そしてメンバー7人と杉山和也弁護士が参加しました。また、ジャニー喜多川氏から被害を受けたと告白した俳優・服部吉次氏も協力者として会見に参加しました。
当事者の会は会見の初めに、ジャニーズ事務所に対して被害者との対話や救済を求めたことを明かしました。また、国内での刑事告発や海外での訴訟なども近々行う方針を示しました。
服部氏は次のように述べました。
「なぜ8歳の時点で、ちゃんと家族に向かって『昨夜こんなことがあったよ。嫌だったよ』と強く伝えなかったのか。大人たちに忠告されるかもしれなかったとしても、『それはおかしいでしょう』と言っていたはずだし」
「性被害を受けた翌朝、姉に打ち明けると『やめてよそんな話。汚らしい。聞きたくない』と言われてしまい、それで黙ってしまった。姉が聞いてくれないなら、父や母に話すべきだった。その場合、性被害は起きていなかったかもしれないし、ジャニーズ事務所にも何も起きていなかったかもしれない。だから沈黙することがどれほど恐ろしいことか」
と、心の中を明かしました。
また、当事者の会メンバーが受ける中傷や誹謗について質問されると、石丸氏は「現在、法的手段を取る準備が整っています」と答えました。
「会のメンバーにできるだけそれらを見せないよう、遠ざけるように指導しています。悪質なものに関しては、個人情報保護士として私から削除依頼をします。削除要請に応じない場合は、杉山弁護士を通じて情報公開請求を行います」と述べました。
ジャニーズ事務所の名称変更を求めるかどうかについて、「一般的に、ジャニーズ事務所という名前を続けるのは困難だと思いますが」と答えた一方で、「当事者の会として名称変更を要求するつもりはありません。名称変更はジャニーズ事務所自身が考えるべきことだと思います」と述べました。
「ジャニーズ事務所がこのまま存続し、何も変わらずアイドルを使って社名も変えず、社会的に重大な犯罪を犯した会社が何もしない、そんなことはありえないと思います」と、強調しました。
参考元リンク: 日本ニュース24時間
