ウクライナ国境警備隊:ロシア軍の大半がベラルーシから撤退
ウクライナ国境警備隊の当局者によると、ロシア軍はベラルーシに展開し、訓練を受けるなどしていた兵力の大半が他の地域に移動し、ベラルーシからウクライナへの地上戦の準備ができるほどの十分な兵力はもはや存在しないとの見方を示しました。
ロシア軍:ベラルーシからの部隊撤収完了
ウクライナ国境警備隊の報道担当者は、キーウでの会見で、「ロシアは現時点で、7日までにベラルーシに派遣されていた部隊を交替で撤収させた」と述べました。「新たな部隊の到着もない」とも付け加えました。
一部の中立的な軍事アナリストによれば、ベラルーシでの展開部隊はウクライナの北東部の前線に派遣されたと説明しています。この戦闘地域は、北東部のハルキウ州クピャンスク市と東部のルハンスク州クレミンナ市の間に位置しています。
ウクライナ国境警備隊の話:ロシア軍の砲撃による影響
報道担当者によると、ロシア軍は北部のチェルニヒウ州、北東部のスーミ州やハルキウ州に頻繁に砲撃を行っています。これらの州はベラルーシの東部と接しており、ウクライナとロシアの北部の国境線沿いに位置しています。
また、これらの州では「敵対勢力がウクライナ領への侵入を試みる破壊工作や偵察の要員集団を動かそうとしている」とのことで、「これらの陰謀の大半はスーミ州で起こっている」と述べています。
ウクライナの国境警備強化とベラルーシの関与
ウクライナは最近、北部国境線の警備強化などの対策を発表しました。一部の活動は国境線近くで禁止されるようになっています。
ベラルーシは、ロシアによるウクライナへの侵略を支持する国の一つです。ロシア軍はウクライナ領内に侵攻し、キーウの北部地域まで進出していましたが、ベラルーシはその出撃拠点となっていました。ウクライナとベラルーシの国境線は約1000キロに及んでいます。
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