牛舎で濁流に襲われた酪農家、乳牛10頭失う…機械類の復旧には数千万円「やめるしかない」

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大雨の被害が千葉県鴨川市で深刻な状況を引き起こしています。特に酪農家は、牛舎が泥にまみれ、乳牛10頭を失いました。また、浸水により機械類も全壊し、復旧には数千万円が必要となるでしょう。このような状況下で、彼らには廃業する以外の選択肢がないとのことです。

大雨の被害地域

8日の大雨で、千葉県鴨川市では観測史上最大の降水量を記録しました。特に浜荻地区では、袋倉川が氾濫し、住宅や事業所が浸水したと報告されています。道路は大量の泥で埋め尽くされ、車は進むことができません。この被害はとても大きく、酪農家たちも心を痛めています。

牛舎の被害

酪農家は牛舎で作業中に袋倉川からの濁流に襲われました。彼は必死に柱につかまり、20~30分待ち続けました。しかし、牛舎は浸水し、10頭の乳牛が命を落としました。さらに、トラックや発電機、空調設備などもすべて壊れてしまいました。井戸も使用できなくなり、生き残った牛に水や餌を与えることができません。

復旧の困難さ

機械類の復旧には数千万円がかかると言われています。牛舎は泥にまみれ、死んだ牛たちもそのまま残されています。道路が復旧しなければ、葬ることもできません。酪農家たちは、餌代や燃料代の値上がりにも悩まされながら、必死に営業を続けてきました。しかし、このような事態になってしまったら、彼らには廃業するしかないのです。

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このような自然災害の被害は、酪農家だけでなく、水産加工・販売業者にも大きな影響を与えています。例えば、金谷商店では冷凍庫に水が浸入し、売れなくなってしまった商品が1000万円以上の被害を出しています。

まとめ

鴨川市では袋倉川が倒木や土砂でせき止められたままになっています。関係者は、台風が再び来るかもしれないと心配しており、「撤去してくれないと、さらなる被害が発生するかもしれない」と語っています。

このような災害は、人々の生活や仕事に大きな影響を与えます。特に農業や漁業など、生活と密接に関わる分野では、復旧には多大な時間とお金が必要です。私たちはこのような被災地の方々を支援し続けることが重要です。

【参照リンク】
日本ニュース24時間