2週間で分かる!がんと風邪の見分け方と早期発見の方法

日本ニュース24時間


がんなのか、ただの風邪なのかを見分けるポイントは、「2週間」です。専門医が教える、がんの見分け方や早期発見の方法についてご紹介します。

がんの基礎知識

がんは、日本人にとって最も多い死因の一つです。現在では2人に1人がかかるとも言われています。がんを克服するためには、「早期発見」が非常に重要です。そのためには、定期的な検診はもちろんのこと、がんのサインにも早く気付くことが大切です。今回は、専門医によるがんの見分け方や早期発見の方法について学んでみましょう。

がんは誰にでも起こり得る病気

がん細胞は私たちの身体の中で常に発生していると言われています。通常、免疫細胞がこれらのがん細胞を排除していますが、免疫力が低下するとがん細胞が増殖し、がんになる可能性があるとされています。つまり、がんは誰にでも発生する可能性がある病気なのです。

がんは早期発見が大切

早期のがん発見は、生存率を上げるために非常に重要です。がんのステージ1の場合、5年生存率は80%以上です。中には、5年生存率が90%以上のがんもあります。つまり、早期にがんを見つければ見つけるほど、治療の成功率が高まります。

血液のがん「悪性リンパ腫」のサインに注意

がんの種類によっては、自分自身でサインに気付き、早めの治療につなげることができる場合があります。その中の1つが「悪性リンパ腫」です。悪性リンパ腫のサインとしては、倦怠感、微熱、しこりが挙げられます。

悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫は、血液の白血球の一種である「リンパ球」のがんです。悪性リンパ腫は、主にリンパ節の多い部位で見つかることが多いです。例えば、「脇」「首」「脚の付け根」などです。悪性リンパ腫のしこりは、通常痛みを伴わずに徐々に大きくなります。進行速度は、リンパ腫の種類によって異なります。年単位で進行するものから、月や週単位で進行するものまであります。

悪性リンパ腫の発生場所

悪性リンパ腫は、「脇」「首」「脚の付け根」以外にも全身のリンパ組織に発生することがあります。例えば、「ひ臓」「胃」「腸管」「骨髄」「肺」「肝臓」などです。

微熱・倦怠感とがんの関係

がん細胞が存在すると、免疫細胞ががん細胞を攻撃する際に炎症性の物質が生まれ、体内で微熱が発生することがあります。これを「腫瘍熱」といいます。その結果、全身症状として微熱や倦怠感が現れることがあります。

以上が、がんと風邪の見分け方や早期発見の方法についての情報です。2週間以上続く症状がある場合は、早めに専門医の診断を受けることをおすすめします。

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