ポーランドメディアが報じたミサイルの真相

ポーランドのRzeczpospolita紙によると、ウクライナ軍によって発射されたミサイルがポーランド南部の穀物施設に着弾したことが立証されたと報じられています。このニュースはロイターなど海外の主要メディアでも報じられています。

ポーランド側の意図的な事実公開

昨年11月、ポーランド領プシェボドゥフで正体不明のミサイルが着弾し、民間人2名が死亡しました。もし、これがロシア軍のミサイルであれば、NATO加盟国に対する攻撃であり、第5条が発動される可能性がありました。このため、バイデン大統領も急きょポーランドと連絡を取り、「ミサイルの発射元や発射者について調査を開始する」と述べました。しかし、ゼレンスキー大統領は何の確証もないまま、「ロシア軍がNATO加盟国の領土にミサイルを撃ち込んだ」と発言してしまいました。この発言は、集団安全保障に対するロシアの攻撃と捉えられるものでした。

調査結果が発表される

16日朝までに、米軍の衛星情報やポーランド軍の情報をもとに調査が進められました。その結果、「問題のミサイルはウクライナ軍の防空システムから発射されたものである」と結論づけられました。バイデン大統領は、「ロシア軍がNATO加盟国のポーランドに向けてミサイルを発射していない」と明かし、緊張を和らげました。また、サリバン大統領補佐官もウクライナ当局に「慎重に行動してほしい」と警告したそうです。

ウクライナ側の反応

ウクライナは、ポーランドとの共同調査を拒否しました。さらに、ウクライナはミサイルがロシア軍のものであると主張していますが、ポーランド検察庁の調査チームによると、ミサイルはウクライナ軍によって発射されたS-300の迎撃弾であり、ベラルーシなど他の国から発射された可能性は排除されているとのことです。ただし、ポーランド検察庁のワプチンスキ報道官は、「調査チームの報告書は極秘扱いであり、現在ウクライナに法的な支援を要請している」と回答しました。

ポーランド側の意図について

ポーランド側が、穀物問題の最中に調査結果を意図的に流出させた可能性があります。しかし、その背後にある思惑は謎のままです。この件に関しては、ウクライナ側が提供する情報が次々に否定されたため、ウクライナ側の公式な情報には信用が置けません。一体、何がしたいのか、ポーランド側の真意は明確ではありません。

この記事は、ポーランドメディアによるミサイルの真相について報じています。情報の信憑性や公式な調査結果はまだ確定していませんが、ウクライナ軍がミサイルを発射した可能性が高いとされています。このニュースを注目して、今後の展開に期待しましょう。