「ドカ雪」のリスク、温暖化で5倍増に 寒い内陸で極端な大雪の恐れ

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地球温暖化の影響で、全国的に降雪量が減少している一方、豪雪地帯では「ドカ雪」のリスクが5倍に増加していることが、気象庁気象研究所の研究結果から明らかになりました。

温暖化がもたらす大雪のリスク増加

温暖化に伴って日本海側の海面水温が上昇し、水蒸気量が増えると、気温の低い内陸の山沿いで大雪が降りやすくなります。一方、温暖な沿岸部では雨になることが多いです。このため、今回の研究では東日本の山沿いや北海道で「10年に1度」というレベルの大雪が増え、特に北陸地方では約5倍に上昇したことが分かりました。

大雪による影響と注意点

今年は暖冬傾向となるため、降雪も少ない見込みですが、一時的な寒気や雪雲の発達によって地域によっては大雪となる可能性があります。そのため、山岳地帯では雪崩や交通網への影響に特に注意が必要です。

川瀬宏明・気象庁の主任研究官は、「大雪が増加することで、これまで以上に雪崩や山沿いの交通網に注意が必要です」と述べています。

(日本ニュース24時間による記事提供)

「ドカ雪」のリスクが温暖化によって5倍に増加していることが明らかになりました。温暖化に伴って海面水温が上昇すると、内陸部の山沿いでは雪雲が発生しやすくなり、極端な大雪が増える可能性があります。気象庁の研究結果によれば、特に北陸地方では大雪が約5倍に上昇しています。

今年は暖冬傾向となる見込みですが、一時的な寒気や雪雲の影響によって地域によっては大雪が予想されます。山岳地帯では雪崩や交通網に注意が必要です。川瀬宏明・気象庁の主任研究官は、ますます大雪が増える中で、安全に生活するためには雪崩や山沿いの交通網に注意する必要があると話しています。

日本ニュース24時間