菅元首相、次期衆院選不出馬へ 「次世代に引き継ぐ」

菅直人元首相

菅直人元首相(77)の次期衆院選不出馬が明らかになりました。菅元首相は立憲民主党の衆院東京18区で活躍してきましたが、自身の年齢と体力を考慮し、次の世代にバトンタッチしたいとの意向を示しました。

菅直人氏の経歴

菅直人氏は市民運動家としての経験を経て、1980年に社会民主連合(社民連)から衆院選に初出馬し、当選を果たしました。その後、自民党、社会党、さきがけの3党連立政権で厚生相として入閣し、薬害エイズ問題に取り組みました。

2009年には民主党政権が誕生し、2010年から2011年まで首相を務めました。その間、東日本大震災が発生した際には、東京電力福島第1原発事故の対応で陣頭指揮を執りましたが、批判を浴びる結果となりました。

退陣後も菅氏は「脱原発」を目指す立場から積極的に発信を続けてきました。

次世代への引継ぎを期待

立憲民主党の泉健太代表は、菅元首相との電話で菅氏から「ここで身を引きたい」との意向を伝えられたことを明らかにしました。泉代表はこの決断を「潔い決断。次の世代に期待するというメッセージだと思う」と評価しました。

菅氏はこれまで14回の当選歴を持ち、現在は立憲民主党の最高顧問として活動しています。

次期衆院選では菅直人元首相の活躍を見ることはできませんが、彼の功績やメッセージは次世代にしっかりと引き継がれることでしょう。

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