細田博之氏の再入院騒動 「支援から手を引く」地元に渦巻く不信

細田博之氏

細田博之衆院議員が再び入院することが指示され、地元では彼に対する不信感が広がっています。この騒動は細田氏が旧統一教会との関わりや女性記者へのセクハラ疑惑が報じられたことに端を発しています。細田氏は体調不良を理由に衆院議長を辞任しましたが、次期衆院選への立候補を希望していました。しかし、医師から再入院を指示されていたことが明らかになり、地元の県議たちからは「引かせてもらう」という声が上がるなど、暗雲が立ち込めています。

細田氏の入院騒動

細田氏は7月、熱中症の症状を訴えて都内の病院に救急搬送されました。その後、主要な行事での欠席が続き、9月上旬には「脳血管に関する予防的な治療」のため入院しました。10月13日の会見では、脳梗塞の症状が出たことなどを理由に議長辞任を発表しました。しかし、旧統一教会との関係やセクハラ疑惑については曖昧な説明に終始していました。

地元の不信感

島根1区の県議たちは、細田氏が医師から入院治療を指示されたことを受けて協議しました。予定されていた次期衆院選についての説明会を延期することを決めました。地元の県議たちによると、会議の中で「有権者から理解を得るのは難しい」との声が上がりました。また、細田氏の体調について地元への説明がないことも問題視され、「今の状態なら引かせてもらう」という厳しい意見も出たようです。

もし細田氏が次期衆院選に立候補したとしても、逆風にさらされる可能性が高いです。13日の会見で細田氏は、女性記者へのセクハラ疑惑について「誰一人、セクハラをされたという主張がない」と発言しました。しかし、島根1区の自民党県議である五百川純寿県議は「被害者が手を挙げることは難しく、あの言い方はない」と苦言を呈し、女性票が他の候補に流れる可能性に懸念を表明しました。

一部の県議は「今のところ本人が出ると言っており、不出馬というのは頭にないが、厳しい戦いになるのは全員の共通認識だと思う」と話しています。

地元の懸念

竹下亘氏が亡くなったことで、地元では細田氏が出馬しなければ、国への影響力が低下するのではないかと懸念が広がっています。自民党県連幹事長の絲原徳康県議は「実績のある方なので活躍してもらいたいが、健康面が我々には一番の不安。細田さんに出馬してもらいたい考えは変わりないが、我々に情報が入っていないからどうしようもない」と心配しています。

記事ソース:日本ニュース24時間

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